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レポート17
社会医療法人財団 白十字会 佐世保中央病院
佐世保中央病院について

医療法人財団白十字会の歴史は、昭和4年、佐世保市宮崎町に開院した「冨永内科医院」に始まります。

 昭和20年6月に佐世保大空襲により「冨永内科医院」の建物が焼失、仮設診療所を経て、昭和22年12月に、「佐世保中央病院」と名称を変更し、病床数24床の新館を開設。昭和26年に医療法人白十字会を設立しました。

 その後、平成7年9月に現在地に新築移転しました。

健康増進センターや糖尿病センターを活かして、“壊れてから診る”医療から“壊さない”医療を目指して取り組んでいます。患者様が選ぶ良い病院・施設であり続けることができるよう、私立の持つ自由度を最大の武器に活気ある組織作りに励んでいます。

現在は、34の診療科と4つの専門施設を有しています。

病床数 312床

外来患者数 583人/日(平成21年度実績)

入院患者数 267人/日(平成21年度実績)

佐世保中央病院 理念
「患者様が一日も早く社会に復帰されることを願います」


「佐世保中央病院」

現場での実践に重点を置いた研修

研修医2年目の日野先生。長崎大学病院のプログラムで平成22年4月から佐世保中央病院で研修中です。


日野先生:研修医2年目

佐世保中央病院の印象を教えて下さい。
もともと「雰囲気が良くて、やさしい先生が多い」と聞いていたんですが、実際に回ってみると聞いていた通りでした。 医局の垣根も感じられず、いろんな先生方とコミュニケーションをとる機会(≒一緒に飲みに行ったりすること)も多いです。

ここでの研修の魅力は?
仕事の内容としては、救急外来につかせてもらう機会が多いし、手技もかなりやらせてもらえるので大変勉強になります。 大学病院では、カンファレンスなどがしっかりしていて、基本的な勉強や手技に重点を置かれているのに対して、ここでは、その次のステップの手技や実践に重点が置かれているような気がします。 患者さんに接する機会も多いし、今消化器内科に来て3週間ほどですが、既に40数例の内視鏡をやらせてもらっています。




患者さん第一!直ちに患者さんのもとへ駆けつけます。


救急隊員の方から病状の説明を受け・・・


日野先生は、そのまま救急の処置に入りました。
てきぱきと処置をして、ご家族へも説明。
研修医とは思えないような堂々とした対応に、
その実力を垣間見ることができました。

内視鏡の経験は日本一!

次に、同じく協力型研修医2年目の小松先生が研修中の消化器内科へ。

今後の方向性は?
長崎大学病院の消化器内科へ入局する予定です。学生の時から消化器内科志望だったんですが、カメラ(内視鏡)にはそれほど興味ありませんでした。
が、研修を通じてその面白さにはまってしまいました。4月にここ(佐世保中央病院)に来てから半年あまりで、上部600例、下部200例のカメラをやらせてもらっています。その数は、日本中の研修医誰にも負けないじゃないかと自負しています。


中央:小松先生(研修医2年目)

大学病院と市中病院、それぞれの強みを経験できるプログラム

さらにもう一人、放射線科で研修中の春田先生のところへお邪魔しました。
4月からは、長崎大学病院循環器内科への入局が決まっています。

佐世保中央病院で研修できてよかったと思う点は?
大学病院でカンファなどを通して基礎的な知識を習得し、豊富な症例のある市中病院で実践を経験できるというところです。

将来、循環器科へ進むことを決めたのはいつ頃ですか?
学生の頃から、循環器科か外科に絞っていました。内科と外科の違いはありますが、手技の多い科に進みたいと思っていました。そして市中病院で研修するうちに循環器へという思いが固まってきました。


春田先生(研修医2年目)

研修医の積極性には、指導医の熱意で応えたい。

研修医に望むことは?

主に3つ。

1点目は、「何事にも臆せずに、積極的に取り組む」こと。
研修医はまだ未熟で、できないことが多いのは当然です。背伸びをせずに、自分のできる範囲でやりたいことをアピールしてもらえれば、指導医としてきちんと監視の目は光らせながら、できる限り応えていきたい。研修医の積極性には、指導医の熱意で応えたいと思っています。


碇先生(副院長):外科

2点目は、「患者さんやご家族の目線や立場を意識して接してもらいたい」ということ。
例えば、治療や病状説明をする時などには、わかりやすい言葉を使い、横になっている患者さんに対して話しかける時には、目線を同じ高さに、というような姿勢を研修の最初から身につけてほしいと思います。

3点目は、「謙虚さをいつまでも忘れずに、患者さんや指導医から学ぶという姿勢を維持してほしい」ということ。

研修の2年間というのは、医者としての人生の中で最も伸びる時期だと思います。そして研修が終わる頃には自信が出てくると思います。実際に今研修中の3人の先生方も来られた当初と比べると、今は自信に充ち溢れ、目が輝いています。その自信を内面に秘めて、驕らず謙虚な姿勢を忘れないでほしいということです。

研修後、即実践に通用する医師を目指して!

プログラムの特色を教えて下さい。

協力型のプログラムに関しては、大学での1年間で内科の研修は済ませていることも多いし、基礎的な知識は習得されているので、当院ではプライマリケアや救急など、現場の実践医療が早く身につくような研修内容にしています。

月に5~6回の二次救急の輪番日には、毎回研修医が2名ずつ付いて、救急患者の初期の診察に当たり、その後指導医が指導するという体制を取っています。

またどの科を回っていても、午前・午後、一週間に一枠ずつ当番の日を決めて、日勤帯に救急の患者さんが来られた場合には、初期の診察に当たるということになっています。

(日野先生は消化器内科で研修中ですが、取材当日が救急の当番日だったわけです。)

1年を通じて救急外来や当直で、外科系、内科系、全ての患者さんを診てもらうことになっているので、それは大きな自信に繋がっていると思います。3年目以降、一スタッフとして当直に当たることになったような場合に、そこでしっかり実用者としてやっていけることを目指して、鍛えていきたいと思っています。

それから研修医の数が少ない分、目が行き届きやすく、融通も利くプログラムになっています。

内科は7領域に分かれていて、重点的に勉強したいとか追加で勉強したいというような要望にも柔軟に対応できる環境が整っています。


佐世保中央病院 初期臨床研修医募集ページ 
http://www2.hakujyujikai.or.jp/chuo/05_rinsyou/01_rinsyou.htm

取材後記

研修医の先生方がとっても楽しそう!というのが、一番の感想です。

小松先生、春田先生のところへは突然お邪魔したのにもかかわらず、笑顔で取材に応じてくれました。

先生方の表情からは確かな自信が伝わってきて、学生時代から3人を知る?田事務局長もとても頼もしく感じたようでした。


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