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長崎北徳洲会病院は、昭和61年(1986年)に開院しました。
長崎市北部と郡部のベッドタウン約25万人が主たる診療圏。年中無休・24時間オープンで、地域に根ざした救急からリハビリテーションまで一貫した医療をニーズに沿って実践しています。
救急医療は県内屈指の受け入れ件数を誇り、特に外傷、脳血管障害の患者が多く、重症多発外傷や心肺停止例ではその半数が搬入されています。
訪問看護は、1990年にいち早く取り入れ、県下初の在宅人工呼吸認可等、地域住民に安心と信頼を与え、介護保険導入後も通所リハビリテーション、訪問介護等、多種多様なサービスの提供をしています。
一般病院の中での精神医療実現を目指して開設した精神科も、気軽に心の悩みを相談できる診療科として患者の皆さんに定着しています。
病床数:108床(回復期リハビリテーション20床)
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『生命を安心して預けられる病院』 『健康と生活を守る病院』
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「長崎北徳洲会病院」
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今回は、H23年1月末に初期研修を修了した中川先生にお話をお聞きしました。
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初期研修のスケジュールを教えて下さい。
基本的には、北徳洲会病院で内科・外科・総合医療の研修となります。私は、2年目の2カ月間北海道の静仁会静内病院で地域医療、そして昨年10月から4カ月間、福岡徳洲会病院で産婦人科と小児科の研修を行いました。
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初期研修を通じて感じたことは?
徳洲会グループには、全国様々な病院があり、それぞれ全く違う特色があると思うんですが、その中でも長崎北徳洲会病院はすごく小さい病院なので、ドクター間や診療科間の垣根がほとんどない状態です。それで様々な相談もしやすく、やりがいを感じる環境でした。
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中川先生
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研修先として長崎北徳洲会病院を選択した理由は?
出身が長崎ということから、まず長崎でと考えました。それと、できれば指導医の先生とかに相談しやすい環境の病院があればと思いました。そうしたことを考えてたどり着いたのが、ここ長崎北徳洲会病院でした。
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実際に研修をしてみてからの印象はいかがでしたか?
小さい規模の病院で、同期の研修医がいないので、同じ立場で相談する相手がおらず少し寂しい時もありましたが、研修前に希望していたように、ドクター間の垣根はなく、思っていた以上に指導医の先生方にも相談しやすい環境でした。
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研修を通じて、印象に残っているエピソードはありますか?
地域医療を北海道静内でやりましたが、ここはサラブレッドの生産地なんです。それで馬に蹴られてけがをしたという患者さんがいらっしゃったりして・・・。北海道ならではの症例だと思います。
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長崎北徳洲会病院の研修のここがポイント!というところを教えて下さい。
かかりつけの患者さんやcommon diseaseの方とかがたくさん来られるので、大きな病院とは違う経験ができると思います。今は週に1回ほどのペースで当直も担当していますが、必ず外科系・内科系の指導医の先生と一緒なので、安心して当直に当たることができます。
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プログラム責任者と診療部長を兼任する立石先生のお話を伺いました。 |
指導医の立場から研修医に望む姿勢は?
何でも聞いてほしい!ということです。技術面、診療内容についてはもちろん、個人的なことも含めて何でも相談してもらいたいと思っています。ですので、私たちのほうでは気兼ねなく話しかけやすい環境作りを心がけています。
中川先生はどんな先生ですか?
こちらからのいろんな要求をきちんと受け止めてくれます。いろんなことに柔軟に対応できるので、吸収も早いようです。何よりその人柄に感心しています。
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 立石先生
(診療部長/プログラム責任者)
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長崎北徳洲会病院での研修の特色を教えて下さい。
救急が多いので救急には数多く対応してもらうことになります。また脳外科が充実しているので脳外科の症例も多いですね。それと心療内科の研修ができるということも、長崎北徳洲会病院の研修の特色と言えます。 2年間の研修期間を通じて、スケジュールなど柔軟に調整しながら、内科・外科をしっかり身につけてもらうというのが、長崎北徳洲会病院の初期研修です。
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取材の最中にも救急の連絡が入り、救急搬送がありました。
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後列:門原先生 前列左:立石先生。中央:中川先生。右:栗原さん(医局)
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大きな病院と小さな病院、それぞれの良さがあると思います。小さな病院には小さな病院にしかない魅力があります。 長崎北徳洲会病院のような規模で管理型の研修病院、というのはなかなかないと思うので、一度見学に来て、話を聞いてみてほしいです。まずは知ることから!(中川先生)
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取材後記
長崎市北部の地域医療を一手に担う長崎北徳洲会病院。
その規模は小さいながらも、地域の方々の健康を支える力強さを感じる取材でした。
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