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健康保険諫早総合病院は、国の結核対策施設として開院した『社会保険喜々津病院』を前身としています。
1961年に現在地に移転し、『健康保険諫早病院』が開院。その後病床数を増やし、1972年『健康保険諫早総合病院』と改称。2001年に333床となり現在に至ります。 1998年から、DRG、DPCといった包括医療制度などで国の医療政策に積極的に協力して、地域医療の推進を行っています。2008年には“地域医療支援病院”を受け、県央地域の中核病院として、県央・島原半島の医療機関と連携を図りながら、地域に密着した病院づくり、医療の提供を目指しています。また、医療スタッフの増員を図り、多くの研修医を受け入れられる環境づくりを行い、医療秘書を設置し医師の勤務負担軽減を図って働きやすい病院作りを行っています。
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健康保険諫早総合病院 理念 「生命の尊重と安全の確保」
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「健康保険諫早総合病院」
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アットホームな雰囲気でありつつ、様々な症例にも立ち会える環境 |
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研修医1年目の吉野先生。長崎大学卒の少しシャイな先生です。
諫早総合病院を研修先に選んだ理由は?
まず学生の時にポリクリで来て、別の機会に見学もしました。その時受けた印象がとてもアットホームな温かい雰囲気で、自分に向いているような気がしました。
実際に研修してみての感想を聞かせて下さい。
研修前は、大学病院なんかとは違って一般的な症例が多いというイメージを持っていたのですが、実際には稀な症例なども比較的多くて、幅広い勉強ができます。
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 (吉野先生)
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これまでを振り返って、印象に残る出来事は?
今年の夏、ハワイ大学のシミュレーションツアーに参加させていただきました。英語漬けの毎日で苦労もありましたが、貴重な体験をさせていただきました。

(前列一番左が 吉野先生)
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研修医2年目の平山先生。 来春からは長崎大学病院呼吸器内科への入局が決まっています。
諫早総合病院を研修先に選んだ理由は?
マイペースでやれそうだと思ったのが一番の理由です。また規模的にちょうどよく、バランスのとれた病院であるような気がしました。
諫早総合病院で研修する魅力は?
一般的なものから珍しいものまで幅広い症例が診れるということです。それと、自分がやりたい事を何でも自由にやらせてもらえるところがすごくいいと思います。

(平山先生)
研修の中でしんどいことはありますか?
当直で寝れないことが辛い…くらいですね。(諫早総合病院は2日に1回、輪番が回ってきます。当直は、月に5~6回とのことです。)
お休みの日はどのように過ごしてますか?
最近はよくドライブなんかしてます。今年の8月に車を買ったところで、長崎方面に行くことが多いです。「助手席に座る方は?」という問いに、「いません。」とキッパリ!
(諫早総合病院では研修2年目の秋頃に車を買う先生が多いとのこと。それだけしっかり稼げるということのようですよ(*^^)v)
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2年間楽しく働いてほしい!一生やりたいと思うことを見つけてほしい! |
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臨床研修医研修プログラム責任者は、神経内科の長郷先生。
指導医として研修医に望むことは何ですか?
2年間楽しく働いてほしいというのが一番ですね。
皆ペースが違うので、それぞれのペース、個性に合うような研修をしてほしいと思います。
それともう一つ、2年の間に自分の興味のあること、一生続けたいと思うことを見つけてほしい、私たちは指導する側からその機会を提供していきたいと思っています。
幸い、ここにはドクターの数も多く、その数だけの個性があり、専門の学問もそれぞれです。そんな中で、自分の将来像やスタイル、診療科などを見つけ、それを楽しんでやってもらえればと考えています。
(左から 長郷先生・吉野先生・平山先生)
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プログラムの特色を教えて下さい。
皆さんの自由にしてもらっているので、特に固定的なスケジュールにはこだわっていません。研修の途中でそれぞれの希望に応じてどんどん変わっていくんです。回る科の順序などを入れ替えたり、途中で興味が出てきたら、その科を回ってみたりと、融通が利くというのも特色の一つです。
研修として回らなくても、様々な診療科を外来で体験したり、地域医療の時に協力病院に受け入れてもらったりと、柔軟に対応できるのはとてもいいところだと思います。
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学会発表の機会も多く作っていけるようにしています。
また、長崎大学病院との連携も密で、月に1回長崎大学病院の指導陣が諫早総合病院に来てセミナーを開催し、様々なことが学べます。いろんな人が集まって、いろんなことを勉強できるという環境がいいのではないかと思います。
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健康保険諫早総合病院 臨床研修医募集ページ
http://www.hospital-isahayasougou.jp/rinsho/
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研修医の先生方は、皆さん明るくのびのびとしています。医局にお邪魔してカメラを向けると、「キャ~!散らかってるし~!」と言いながら、笑顔で応えてくれました。

楽しい集まりもいっぱい。一つのファミリーのような連帯感は、ここから生まれます。
バレーボール大会で、長郷先生期待の研修医チームはまさかの惨敗。でもユニフォーム作って、一緒に汗を流して、という過程が何より楽しかったそうです。
5月には長郷先生の自宅でホームパーティが催されました。
今度は、皆で“カキ小屋”に行こう!という計画があるそうです。

(揃いのユニフォームはバッチリ決まってます!)

(長郷先生宅でのホームパーティ)
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取材後記
それぞれのペースや個性を尊重し、自由な環境の中で研修をする諫早総合病院。
敷かれたレールの上を進むのではなく、進むべきレールを自分で切り拓いていくというのは、自由でありながらそれ以上に厳しい一面もあるはずです。自由だからこそ、自分で考えること、自分を律して学ぶことが求められるのではないでしょうか。
一生やりたいと思える道を見つける楽しい2年間にしてほしいという思いは、確実に研修医の先生方に伝わっているようで、のびのびと研修する先生方に出会うことができました。
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