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第1回
浜田先生は、5月の末の天気の良い日、上五島病院へ視察に行ってきました。
13時に長崎市の大波止より<びっぐあーす号>に乗船。穏やかな海で、ぐっすりと眠ると時刻通りに鯛ノ浦港へ着きました。 |
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初夏を感じさせる潮の香りと白い雲、山の緑の中、上五島病院へ向かいました。
中村さんの案内で、病院を回ります。想像以上に大きい。全職員340名(役場の次に大きな職場)、常勤医師20名、看護師約140名。もちろん、CTからMRI、内視鏡などフル装備です。1Fは、外来と検査部門になっているようです。玄関のロビーに飾られた上五島高校書道部の<命>は、ちょっと感動的でした。 |
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売店もあります。売れ筋は、たきこみご飯とサンドイッチ!100個以上があっというまに売り切れるそうです。
2Fは、外科病棟&ICU 3Fは産婦人科&小児科&NICU。年間100件ほどのお産があり、長崎大学産婦人科からも応援に来ているそうです。4Fは内科系病棟。部屋は大きくゆったりとした感じがあります。 |
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6Fには、見晴らしのよいレストランがあります。教会が見えました。 |
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それから、早速、約10名の先生や看護師さんや事務の方へインタビュー。インタビューを終えると、もう18時を回っていました。中村さんが少し遠回りをして、ホテルへ連れて行ってくれました。
漁港から見える太陽は、18時を回っているのに、まだ少し高く、夕日になりかけでした。もちろん、ここは西の果ての島だから、まだまだ陽は沈まない。だけど、海に一直線に伸びるキラキラと光る道は、美しかったですね。 |
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近くの大曾教会では、夕方のミサが行なわれていました。たくさんの人が堂内で正座して、お祈りを捧げていました。賛美歌の声が響き渡り、暮らしの中に祈りがあることを知りました。
病院官舎のすぐ近くの川では、この時期、蛍が舞うそうです。名古屋から来た看護師さんは、その美しさに感動したと言います。 |
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「楽しい」「おどろき」「やさしい」「おいしい」「おもしろい」
インタビューした方々からいろんな言葉を聞きました。
次回から、その言葉をお伝えします。 |
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