長崎医療センターでは5月30日（月）、福井大学医学部附属病院総合診療部　教授林寛之先生をお迎えして、長崎臨床研修セミナー「ERサバイバル御法度」を開催いたしました。今回の座長は、5月23日（月）ＮＨＫにて放送の“ＤＥＥＰ　ＰＥＯＰＬＥ”フライトドクターで紹介された、当院救命救急センター長、高山　隼人先生です。

今回のセミナーには、当院より指導医の先生方・初期臨床研修医を中心とした約60名の参加の他、院外より研修医・医学生13名の皆様に参加いただきました。
明るく気合の入った林先生の挨拶から始まった講演は、先生ならではのスライドと、○×のクイズ形式を取り入れながらの、笑いあり真剣な眼差しありの、とても楽しく、有意義な学びのひと時でした。

セミナーに参加した当院初期2年次研修医　、本川哲史先生のレポートです。
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「ERサバイバル御法度」セミナーに参加して

2年次研修医　本川　哲史

長崎医療センターにて林寛之先生によるセミナー「ERサバイバル御法度」が開催された。上級医の先生達に了承を得て仕事中ではあったが、何とかセミナーの初めから参加することができた。林先生は、「Dr.林の当直裏御法度」、「ステップビヨンドレジデント」シリーズで私達研修医にとっても非常に御高名な先生であり、私自身、当院研修医に行ったアンケートの「講演に来てほしい講師」として林先生を挙げていたため、セミナーは非常に楽しみだった。

セミナーでは、2010心肺蘇生ガイドラインの変更点、ACSや大動脈解離を疑う見逃してはいけない所見、ショック時の対応など、救急外来において大切なことを冗談を交えながら分かりやすく講演していただけた。下顎呼吸などの重要な症候や胸骨圧迫の頻度などの内容のときには動画もあり、具体的に理解しながら学ぶことができた。それ以外にも講演では、林先生が福井大学で行っている勉強会の方法など、私達の病院でも参考にしたいと思う話が多く、セミナーは約2時間と非常に短い時間ではあったが、初期研修、また後期研修以降にも役立つ非常に濃密な内容だった。

林先生によるセミナーは今年度中にも沖縄・東京などで開催されるとのことであり、定員やスケジュールの問題もあるが可能であれば是非また参加したい。

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