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長崎大学病院見学レポート

T大学 医学部医学科 5年 J.F.


見学日:2015年1月28・29・30日

1月28,29,30日の3日間長崎大学病院を見学させて頂きました。私が小児に関わる医師になりたいため、小児科、小児外科を中心としての見学となりましたが、熱帯医学研究所、熱研内科も見せて頂きました。合わせて長崎大学病院での研修についての説明も受けることができました。メンター制度や3病院研修、ローテート診療科の途中変更など、特色あるプログラムを知ることができました。また、当初予定には組まれていなかった救急セミナーの見学もさせて頂けました。すべてにおいて共通していたのは皆さんがとても温かであったことでした。それは私に対してもそうであり、患者さんに対して、同僚に対して、他職種に対しての温かさも含めたものでした。「垣根とか、あまり作らない人が多いよ」という研修医の先生の言葉通りだなと思います。現役の小児科医からも、小児科医を目指す立場の人からも、たくさん話を聞くことができました。とても有意義な時間でした。

長崎大学病院の小児科では複数のグループがあります。そこでは診療科ごとの区切りではなく、複数の診療科が合わさってひとつのチームを形成しているというのがとても印象的でした。自らの専門は専門として持ちつつ、他の科の患者さんもグループ内で共有することで専門外であっても子どもをある程度診ることができる、というのは非常に大切な身に着けるべき能力であると思います。実際の診察風景を見ることができ、外来患者への処置や、入院患者の診察に付き添わせて頂きました。院内学級に貼られたお楽しみ会の写真が強く記憶に残っています。先生やスタッフの皆さんで小児病棟の空気を明るく保とうとしているのだな、ということを目にすることができました。そして、今回は患者さんのお母さんとも少しお話をさせていただいたのですが、保護者の立場の方々からの温かさ、のようなものも感じることができました。子どものためにできること、子どものための環境づくりに対して、病院にいるすべての人が連携しているのだということを実感しました。

小児外科では良性腫瘍摘出術やカテーテル治療等を見学でき、実際に術野にも立たせてもらいイメージをつかむことができました。私の通う大学の附属病院には小児外科が無いため、はじめて生の現場の空気に触れることができ、非常に感銘を受けました。必然的に術野は狭くなりますし、手術自体の難易度が高くない場合でも成長に伴う引き攣れを考慮せねばなりません。はじめて見た小児の外科で、わからないことも多かったですが、先生方も優しく教えてくださいました。「大人の外科をできるようにならなくては小児の外科はできない」という先生が何度も繰り返された言葉が印象的でした。

熱研内科、熱帯医学研究所では感染症分野について病棟の見学、隔離病棟等施設の案内を受けました。1類感染症患者用の病棟にも立ち入ることができました。熱研内科・研究所共に他科に比べ他大出身者の割合が高く、自分のいた大学を離れ長崎大学病院を選んだ理由について、様々な経緯を各先生から伺うことができました。参加させていただいた研究所でのカンファレンスが、英語だったことに面喰らいましたが、適宜説明を頂きなんとか全貌を把握することができたと思います。教授とお話させて頂く機会もあり、熱研の新棟、教育について、教授の研究の経緯、文化人類学、研究することそのものについて等々、情熱に溢れるお話をたくさん聞かせて頂きました。

救急のセミナーは研修医の先生を対象としたもので、レクチャーのようなものの後に症例提示があり実際に動くというものでした。てきぱきとした対応を見て勉強になる一方で、数年後には自らができるようにならなくてはいけないのだなと気が引き締まる思いでした。

見学の要望から見学中に至るまでたくさんの我儘を聞いてくださった事務の方、一緒に実習してあれこれ面倒を見てくれた実習生、色々とお世話になった研修医の先生、レジテント、オーベン、医局長、教授、メディカルスタッフ、守衛さん、宿舎の清掃員の方、その他関わった全ての方々にお礼申し上げます。私などのレポートでは書ききれない、表しきれないような素敵な場所で、貴重な体験をさせて頂きました。
どうもありがとうございました。

 








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