佐世保市立総合病院見学レポート O大学6年　D.O

見学日：2014年5月7日

今回、ゴールデンウィークの休みを利用して平成26年5月7日に佐世保市立総合病院の見学をさせていただきました。佐世保には縁やゆかりは無いのですが、長崎北部医療圏の拠点であり多様な症例が豊富であること、友人や先生方の評判がよく、研修医として鍛えられる環境が整っていることから見学に伺いたいと思いました。
佐世保市立総合病院は佐世保駅から近く、きれいな街にある大きな病院という印象でした。見学としてはまず午前9時に総務課で見学スケジュールの確認を行い、研修担当の先生による研修概要の説明がありました。その後応接室にて病院長とお話をさせていただきました。病院の設備、環境、研修内容、佐世保の医療について詳しく知ることができました。次に新しくなった救命救急センター施設の見学をしました。救急外来やICU、研修医室はどれもきれいで働きやすい環境でした。研修医室見学の際に長崎大学とたすき掛けで研修に来ている2年目の先生2人にお話しを伺うことができました。他大学との垣根がないことやたすき掛けのことについて知ることができました。
今回の見学は10時?15時が救急、ICU見学で15?17時が循環器内科の見学でした。まずICUの見学を行い、そこでICUの先生よりICUの設備、環境、病棟患者の説明を受けました。病棟患者の病態や処置、治療内容について丁寧に説明してくださったので非常に勉強になりました。その後研修医2年目の先生2名と昼食をとり、様々なお話を伺うことができました。受け持ち患者8?20名であり、豊富な症例を経験できること、手技を数多くやらせてもらえるので早い段階で技術を身につけられること、診療科ごとの垣根がないので相談しやすいこと、当直では初対面の先生と共に診療にあたることによりかなり鍛えられること、など様々なことを知ることができました。研修をしてみての感想や現状、また、たすき掛け、基幹型それぞれのメリット、デメリットについて実体験を基にしたお話を聞くことができ、大変参考になりました。見学において、実際に研修を行っている研修医の話を聞くことは非常に有益であると思うので、お話を伺うことができて良かったです。また、研修医の先生方と救急外来でルートをとる練習をさせていただきました。丁寧な温かい指導の下練習を行うことができ、またナースの方々も温かく、良い雰囲気の中で実習を行うことができました。また救急の見学では1名の患者が搬送されたので、研修医の先生方の初期対応、検査を見学することができました。その後15時より循環器内科の見学を行い、循環器の先生と心エコーとカテーテルの検査の見学を行いました。先生による熱心な指導を受けることができ、多くのことを学ぶことができました。このような先生が指導医であると大変心強いと感じ、忙しい中にもしっかりとした指導があることを感じました。
今回の見学では研修内容、環境、現状、指導医など佐世保市立総合病院についてよく知ることができ、非常に満足したものになりました。今回、病院見学をさせていただくにあたり、お世話してくださった先生方、スタッフの方々、本当にありがとうございました。