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今回、春休みを利用して長崎みなとメディカルセンター市民病院を見学させていただきました。希望した理由としては、ポリクリ実習で改装前の市民病院で実習させていただいたことはありましたが、その実習では十分に見ることのできなかった救急科をしっかり見ておきたかったことと、今年2月に第Ⅰ期棟が完成して新しくなった病院内を見学したかったからです。
病院に着くと、早速救急科に案内していただき見学をスタートしました。救急科には研修医の先生2名、ベテランの指導医の先生2名がいらっしゃいました。そこで印象に残ったのは、交通外傷の患者さんが搬送されてきた際、素早く本人や家族から問診を取りつつ、全身の診察、検査をくまなく行い、研修医と指導医の先生が積極的にディスカッションを行いながら緊急性の高い緊張性気胸、心タンポナーゼ、腹腔内出血などの疾患を除外していき、迅速に診断をつけていたことです。実際に私自身も外傷で運ばれてきた患者さんに対する初期診療の方法を詳しく教えていただくことができました。また、空いた時間にはシミュレーション器具を使用して、先生方に指導していただきながら外傷の初期診療に必須であるFASTや、エコーガイド下中心静脈穿刺の練習をさせていただくことができ、大変いい経験となりました。また指導医の先生からは、たくさんの症例を通して、どのように診断をつけ、実際の臨床現場でどのような対応を取るべきなのか講義をしていただき大変勉強になりました。１日という短い時間でしたが濃密な時間を過ごすことができ、非常に指導体制が整っていると感じました。
病院全体の印象としては、大学病院とは違い医局の垣根が全然なく、お昼になると様々な診療科の先生方が集まり弁当を食べたり、談笑したりしていて非常にアットホームな雰囲気で魅力的でした。
最後になりましたが、今回病院見学をさせていただくにあたり、指導していただいた先生方、日程調整や病院内で親切な対応をしてくださったスタッフの皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
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