２０１２年３月５日に見学に伺わせていただきました。原爆病院は浦上川沿いの平地にあり、長崎大学医学部より徒歩１５分という好アクセスな場所に位置しています。駐車場も完備されているため多少遠方からでも自家用車で通うこともできます。３６０床の病床数を備えており、指導医は研修医９名に対して６９名と充実した教育環境で研修することが出来ると思います。また自分は書字が上手ではないため、電子カルテ化しているのは大変良いと感じました。この電子カルテは、異なる点もありますが基本的には大学病院と同様の形式だったのでたすきがけを希望する人にとっては馴染み易いと思います。
原爆病院の特徴は、研修の際に色々な科を経験できる事です。例えば内科が６ヶ月必修となっていますが、この際消化器・循環器・神経・呼吸器など様々な科の患者を並行して担当することになっております。更に毎日いずれかの科のカンファランスに参加していくため知識の偏りが生じにくくて良いと感じました。また悪性腫瘍からヘルニアまで様々な重症度の患者さんを担当出来るのも経験になるでしょう。
今回の見学では午前中は外科、午後な研修医の先生に付き内科を見学させていただきました。外科では線維腺腫の摘出術と肺腺癌の手術を見学しました。呼吸器の手術は大学では中々実習で見られないので貴重な体験が出来て良かったです。内科では、気管支鏡検査を見学し、病棟なども見て回りました。研修医や指導医の先生方にも親切にしていただいて良い思い出となりました。将来自分も見学生が来たとき、今回の先生方ように出来たらと思います。
見学の際、研修医の先生方に色々教えていただきました。見学の前は、原爆病院はたすきがけの先生が多いので人の交代が頻繁に行われており、辛い面もあるのではないかと考えていました。しかし、様々な先生と共に働いていくことはコミュニケーション力を養ったり大学病院の知り合いが増えるため良いと仰ってました。確かに将来は多くのメディカルスタッフの方々と付き合っていく必要があるため、自分もそういった力をつけていくべきだと感じました。また、原爆病院の職場の雰囲気は良いし、手技もしっかり習得できる環境であるとも言われていました。
また、機会があれば御見学に伺わせていただきたいです。今回の見学の際、事務の方や先生方には親切にお世話していただき本当にありがとうございました。
