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2012年3月6日、佐世保共済病院を見学させていただきました。佐世保共済病院は佐世保一の繁華街・四ヶ町アーケードまで徒歩すぐと立地は申し分ありません。MR佐世保中央駅より専用連絡通路で徒歩2分、西九州自動車道佐世保中央ICから車で2分と県北地域全体が2次医療圏である病院として県北からのアクセスも良い立地となっています。病床数は433床の中核病院です。
見学ではまず初めに院長先生とお会いしました。初めて訪れる病院での見学ということで緊張していたのですが、院長先生はとても話しやすい雰囲気で緊張を和らげてくださいました。病院の概要や特徴などをお話ししていただきましたが、病院の特徴としてまずいろいろな大学の系列病院であることを挙げられました。(具体的には、長崎大学:泌尿器科、麻酔科、小児科、脳神経外科、病理診断科 九州大学:産婦人科、整形外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科 久留米大学:外科、放射線科、循環器内科 福岡大学:眼科 佐賀大学:腎臓内科、呼吸器外科、皮膚科 となっています。)そのため、診療科同士の垣根がとても低く他科の先生に相談もしやすいということでした。医者とコメディカルの方の距離も近く、とても働きやすい環境であるようです。初期研修を行うにあたっても教育熱心な先生が多く、研修医の先生はみな歓迎されるとのことで勉強しやすい環境であるようでした。また、米軍基地での診療にも関わることができ、希望すれば2週に1回ほど合同カンファレンスに参加できるようです。生の英語やアメリカの医療に触れるという意味で貴重な経験になりそうだと感じました。街に出ても外人さんがたくさんおり、英語に触れる機会は多く英語力は鍛えられるとおっしゃっており、佐世保ならではの特徴であると思いました。内科では揃っていない科もあるようでしたが、初期研修においては佐世保中央病院で内科の研修をさせていただき医学の考え方を教え込まれるということで、心配はいらないようです。
手術室の見学では麻酔科の先生と一緒に外科や産婦人科、整形外科などいくつかのオペを見学させていただきましたが、様々な診療科の先生方やオペ出しの方が気さくに話しており僕たちにも積極的に話しかけてくださり、この病院が働きやすい環境であるということを実際に感じることができました。また研修医の先生が手技を行う場面があったのですが、1人の研修医の先生に2人の指導医の先生がつきっきりで丁寧な指導をされており、手技に関しても着実に身に付けることができそうだと思いました。
昼食はドック食を用意していただいたのですが、驚くほど豪華なお弁当でした。病院にホテルで修業をした板前さんがいらっしゃり、その方が作ってくださったそうです。海鮮いっぱいの茶碗蒸しに、なすの田楽に、お上品なお吸い物にノとても病院で作られたとは思えないお弁当をおなかいっぱいいただきました。ごちそうさまでした。
今回の見学でただひとつ心残りだったことは研修医の先生に夜の飲みに誘っていただいたのに都合が合わず参加できなかったことですが、それは是非また次の機会に連れて行っていただければ嬉しいです!
最後に、長崎大学内では関連医局が少ないからか、佐世保共済病院の知名度は必ずしも高いとは言えません。しかし今回見学してみて、病院全体の雰囲気がとてもよく、楽しく研修ができそうな病院だと感じました。長崎県内での研修を考えている方はぜひぜひ一度佐世保共済病院に見学に訪れてみてください。
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