今回私は、長崎市立市民病院を見学させていただきました。
当日は9時から呼吸器内科を見させていただきました。
まず呼吸器疾患の概要として、感染症・肺癌・呼吸不全・喘息について具体例を示しながら説明していただきました。市中病院ということもあり、さまざまな症例があってとても勉強になりました。この最初の説明のおかげで後の病状の理解や説明がすんなりと頭に入りました。
病棟では入院患者への検査結果や今後の予定の説明、病状の確認などにも同席させていただきました。一人一人のカルテを入念にチェックし、患者さんが分かりやすいように説明されていました。そこで患者さんを長く入院させておく事が出来ず、転院先を見つけなければならないといったことを、転院先や患者さんと何回も話し合いをされているのに同席させてもらった時には、中規模の市中病院ならではのジレンマなども感じました。また、その時の言葉の選び方や反応に対する返し方に勉強させられるところがありました。他にも、胸腔ドレーンチューブの位置の調節時にフィブリンの結節を見る事が出来たり、聴診による所見を聞かせてもらったりと貴重な体験が出来ました。
そして、常に関係のあるスタッフなどに的確な指示も出しておられて、医者として、医者同士やコメディカル、患者さんとのコミュニケーションが非常に大事であるということを改めて教えていただきました。
今回は一人の先生にほぼべったりとくっついて見学させていただき、市中病院での医師の行動を一日を通して見られたことが大きな経験となりました。
最後に、新しくなる市民病院の模型を見ながら簡単な説明を受けたのですが、研修医の先生が使う部屋や設備、駐車場が新しくなるということを聞き大変楽しみに思いました。
自分の育った地域にある病院ということだけでなく、新しくなるということもあり大変興味を持ちました。
お忙しい中対応していただいた先生方、事務の方々本当にお世話になりました。
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