佐賀からの搬送で交通外傷の方でした。医師、看護師ともに駆けつけ、ドクターヘリの医師から引き継ぎをすると1階の救急外来へ。救急外来ではてきぱきとバイタルを確認し、採血をして、CT室へ。スタッフの皆さんの仕事ぶりには無駄がありませんでした。
お昼はお寿司をとっていただいて、おいしくいただきました。
午後はまず上部・下部の内視鏡を見学させていただきました。労災病院というと外科系のイメージが強く手術件数などに目が行きがちでしたが、消化器内視鏡検査・気管支鏡検査も行っていました。消化器内科の村岡先生の内視鏡検査は非常に正確かつ迅速で、無駄のないカメラさばきでした。偶然見つけたポリープについて患者さんに説明し、すぐEMRを行いました。EMRも迅速、正確であっという間に終わってしまいました。経件数の豊富さをうかがえる一幕でした。
その後、ICUの見学をさせていただきました。麻酔科の福崎先生、寺尾先生が熱心に設備説明、どのような患者さんがICUにいるのか説明してくださいました。
エコーガイド下のCVカテの挿入も見学させていただきました。
麻酔科には研修医の先生がいらっしゃいました。学生の僕らに非常に丁寧で、研修に関する質問に熱心に答えてくださいました。やる気さえあればどんどん実践的なことをさせてもらえる、そんな病院だそうです。上の先生方も熱心でとても良く教えてくれるそうです。
見学しての感想
少し緊張して見学に行くと、事務の方が温かく迎えてくれました。院長先生自ら案内をしてくださる場面もあり、見学中関わった医師、看護師、事務職員の方もとてもアットホームな雰囲気で学生に接してくれました。労災病院と聞くと外科系バリバリで内科の研修はどうかと思っていましたが、内科の先生方も非常に教育的で内視鏡室など設備も整っていました。内科研修に関して心配する必要はなさそうです。以前見学に行った際にも外科の先生方は喜んでオペ見学を迎えてくださり、多くの解剖学的知識、縫合の仕方などを教えてくださいました。救急車の受け入れも多く、先生方のてきぱきとした対応を見て、初期対応に強くなれる病院ということも感じました。見学を通して、ここ労災病院で研修すると実践力のある研修医になれると思いました。
実践的に働きたいと思っている方は是非一度見学に行くことをお勧めします。
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