佐世保中央病院はちょうど佐世保駅と日宇駅の中間あたりにある約300床の中規模病院です。現在は整形外科がありませんが、その他の科は概ね揃っています。関連施設としてリハビリテーション病院や介護老人保健施設、訪問看護ステーション、特別養護老人ホーム等があります
病院見学では病院内の施設、設備は一通り見せて頂き、外来の様子や手術の見学等もさせて頂きました。施設で一番印象的だったのは内視鏡室で、比較的広めで別室には大きいモニターもあり、内視鏡の手技の習熟に適した環境だと思いました。2010年の内視鏡検査および治療症例数が、上部内視鏡検査6114例、下部内視鏡検査1621例、ERCP170例、EMR340例、ESD146例ということで症例数も豊富だそうです。
佐世保中央病院では独自で開発した電子カルテシステムが用いられています。独自で開発したシステムだからこその使い勝手の良さがあるということでした。また、佐世保中央病院にはドクター秘書と呼ばれる方々がいて、医師の事務的業務の軽減が図られています。独自の電子カルテシステムやドクター秘書といったところから、佐世保中央病院が医師の医師としての力、役割を十分に発揮できる環境を整えようとして下さっているのだと思います。
昼食を頂く時にちょうどランチョンミーティングというものが行われており、食事を食べながら参加させて頂きました。これは緩和ケアについての会議で、月2回、有志の方々が集まって、福岡の白十字病院と回線をつなげ合同で行っているそうです。緩和ケアに関わる各職種の方々が一人の患者さんの情報を共有し、その患者さんに合ったケアは何なのかと意欲的に意見を出し合っていて、全人的医療を実践するために不可欠な会、とても興味深く意義のある会であると私は感じました。
佐世保中央病院に見学に行って、院長補佐の碇先生、総務課の松尾さんをはじめとする沢山の先生方、スタッフの方々が気兼ねなく説明をして下さり、質問にも答えて下さって、とても意義のある時間を過ごさせて頂きました。なので、私のレポートではまとまりがなく佐世保中央病院がどのようなところか上手くお伝えできていないかもしれませんが、まだ見学に行ったことがなく少しでも興味のある方は、見学させて頂いていた方がいいと思います。
|