2014年7月11日(金)に、長崎医療センターの見学に行かせていただきました。
1.私のマッチングに向けた病院見学スケジュール
私が見学したのは3つの病院です。まず6年生になる前の春休みに沖縄の研修病院を見学しました。その後は、積極的に動いていませんでした。病院実習と部活の日程以外で病院見学をしようと決めていたことと、母校のある長崎に愛着が湧いており、長崎に残る手が残っていたことから自分の進路をのんびり考えていたためです。それでマッチング面接の迫ったこの時期になって少し焦り気味に見学を申し込み、7月11日に長崎医療センター、7月18日に地元の熊本の病院を見学することにしました。
2.長崎医療センター見学の感想
今回は、教育センターのスタッフの方に案内していただき、午前中に総合診療科、午後に救命救急科を見学しました。幅広い疾患に対応する総合診療科では、研修医の先生も即戦力でばりばり動かれていました。知り合いの先輩や顔なじみの先生がいらっしゃって、私にも丁寧に指導してくださり、忙しくても楽しくやっていけそうな職場環境だと感じました。午後の救命センターでは、まず何より指導医の数とドクターヘリの設備に惹かれました。この日はeducational caseの患者さんは少なく、骨盤骨折や転落外傷といった重症患者さんが多く搬送されてきたため、先生方が目まぐるしく働かれていました。緊迫した救急の現場というものを肌で感じ、指導医の頼もしい姿、研修医の先生方の必死な姿を間近で見ることができました。鑑別や処置の手順など、時間をかけてゆっくり考える余裕はありません。研修医の先生は自分で工夫しつつ、指導医の先生の指示に従っててきぱきと動かれていました。指導医の先生方は、研修医をしっかり鍛えながら、一緒に働かれているという印象を強く持ちました。このような充実した指導体制の中でなら、確実に実力がつくだろうと感じました。
あくまでも個人的な感想ですが、研修医教育という面から見てみると、見学した病院の中では長崎医療センターが一番充実していると感じました。そして地元天草までのフェリー乗り場へ大村はそう遠くはないこともあり、家族や親せきに何かあった時でも駆けつけられたり、何か手助けができるというのも私にとっては大きなポイントです。そして先生方やスタッフの方々を含め、病院全体の雰囲気が自分に合っていると感じたのも医療センターでした。マッチング面接を前に、とても有意義な見学になりました。
ありがとうございました。