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新・鳴滝塾
長崎県と研修病院による~医学生&研修医サポートプロジェクト~
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>>救急科専門医 育成プログラム



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あじさいプロジェクト

長崎のみどころ・たべごろ!
ごあいさつ
長崎県知事 中村法道

長崎は近代西洋医学発祥の地であり、幕末期にオランダ商館医シーボルトが開いた鳴滝塾は、日本各地から集まった俊英達に西洋医学を教授し、多くの医者や学者を輩出しました。
今、長崎県では、将来の地域医療を担う若者を集め、育成する「新・鳴滝塾構想」に取り組んでおり、この中で、県内の臨床研修病院がスクラムを組み、若手医師にとって魅力ある連携型研修プログラムの作成を進めています。
その第1号が「新・鳴滝塾 救急科専門医後期研修プログラム」であり、救急医療に興味のある皆さんが、長い医学教育の歴史を持つ長崎の地に集い、医学の原点と言われる救急医療を学ぶことによって、高度な専門性を有する立派な医師として成長されることを心から願っております。
是非、新・鳴滝塾の門をたたいてください。


長崎県医師臨床研修協議会【新・鳴滝塾】
会長 河野 茂

長い医学、及び医学教育の歴史のある長崎は、今大きく変わろうとしています。その取り組みの一つが、【新・鳴滝塾】構想。長崎県の全17の研修病院がスクラムを組み、若手医師を誘致し、育成していこうというプロジェクトです。
県内の長崎・県央・県北の3地区で、それぞれの地区内の中心となる病院や他の研修病院、協力病院が相互に連携するとともに、地区の垣根を越えて様々な病院で研修できる体制の整備を進めています。長崎大学や基幹病院の高度先端医療教育から地域・離島におけるプライマリーケア教育に至る幅広い分野において、それぞれの研修病院が持つ得意分野を組み合わせることで、都会の病院に負けない、高レベルかつ幅広い研修医の希望に合わせたプログラムを用意してきます。
その最初のプログラムが、救急科専門医後期研修プログラムです。長崎県の救急医療において、県央や離島の中核を担う長崎医療センターと県南の中核である長崎大学病院が、実力ある救急科専門医を育成するために、組織や枠組みを超えて協働した画期的な試みです。
ぜひ、長崎から世界へ羽ばたく救急医へ育って欲しいと願っております。




救急科専門医後期研修プログラム

長崎医療センターと長崎大学病院、
2つの救命救急センターの指導陣が手を組み、責任を持って
あなたのキャリアアップをサポートします!

2年間の初期研修終了後、長崎県 新・鳴滝塾 救急科専門医後期研修プログラムに登録し、
長崎医療センター救命救急センター長崎大学病院救命救急センターで研修を積み、
さらに国内留学をして腕を磨くプログラムです。

長崎医療センターと長崎大学病院の実力ある指導医の下、
それぞれの個性と魅力を活かした研修を通じて、
救急医としての医療技術を修得し、
救急医としてのFirst stepを手に入れることができる
プログラムです。
長崎県が全面的にバックアップ。
3年間の研修中を通して、1人の後期研修医に対して1人の
メンターが付いて研修のサポート、
さらに学習援助金の貸与(予定)などのサポート体制で、
あなたのキャリアアップのお手伝いをします。






到達目標

「医の原点」である救急医療分野で、論理的思考に基づく診療を経験させることにより救急疾患に適切に対応できる医師を育成する。救急科専門医資格の取得を目標とする。

プログラム
運営責任者

長崎県医師臨床研修協議会【新・鳴滝塾】会長

プログラム
教育責任者

長崎医療センター救命救急センター長 及び
長崎大学病院救命救急センター長

プログラム
アドバイザー

長崎大学病院 医療教育開発センター長

プログラム
参加資格

1:初期研修を修了者または終了予定者。卒後年数を問わない。
2:救急科専門医資格取得を目指す者。

期間及び登録

3年間。長崎県医師臨床研修協議会救急科専門医後期研修プログラムへ登録する。 必ず日本救急医学会に入会する。

募集人員

平成24年度 2~3名

選考方法

書類審査(*1) 及び 面接試験(*2)
(*1)志望動機を記載した履歴書。形式・書式は問いません。選考後、研修先(長崎医療 センターまたは長崎大学病院)の規定に準じた書類の提出が必要となります。
(*2)希望日に対応します。 

メンター制度

1人の後期研修医に1人のメンターが付き、3年間にわたり指導する。

スケジュール

毎年4月開始

1年目
長崎医療センター
長崎大学病院
2年目
長崎大学病院
長崎医療センター
3年目
※選択

※希望すれば先進的救急医療施設に国内留学できる(大阪大学医学部附属病院関連施設や日本医科大学付属病院関連施設等)。
但し、3年間の中で3か月は、地域における1ー2次救急研修を必須とする。
(*3)については、プログラム教育責任者が選定する。

身   分

勤務先で非常勤医師

学習援助金

平成24、24年度の登録者には、1ヵ年に限り月20万円の奨学金(県内の救命救急センターに一定期間勤務で返還免除)を貸与予定 (*4)
(*4)詳細については、長崎県福祉保健部 医療人材対策室へお問い合わせ下さい。

終了後の
進路について

1:長崎医療センターのスタッフ
2:長崎大学病院での大学院生、医員、助教
3:subspeciality修得のための研修
などがイメージされます。

 *本プログラムの内容は、平成23年9月現在のものです。




長崎大学病院救命救急センター

長崎大学病院救命救急センターは、2010年4月に開設されました。大学病院でもあることから長崎市だけでなく県全域から重症患者が運ばれてきます。長崎医療センターと並んで、重症患者を治療するまさに「最後の砦」となっています。 

救命センターは、外傷、脳血管障害、急性冠症候群、敗血症等、多くの重症患者を受け入れ救命スタッフと各専門科が協力して24時間365日、迅速で高度な救急医療が提供できる体制を整えています。救命センターには現在9名の専任スタッフがいます。今年10月からは救命センター内に脳卒中センターや外傷センターを開設して、両疾患の診療もさらに充実させて参ります。

また、救命センターには今年度から大学院も開設致しました。臨床で生じるあらゆる疑問や、現在では治療法のない救急疾患に対し、臨床・基礎研究を通じ病態解明や新しい治療法の開発を目指して参ります。

救急医療には「自分の身を削って患者さんの治療にあたる」というイメージもあるかもしれません。しかし、これでは長い期間救急医療を続けることはできません。長崎大学病院救命救急センターでは「ワークライフバランス」を重視し、普通の人が長く救急医療を続けられるような勤務体制をとっています。

■スタッフ  
医師 9名(日本救急医学会指導医 1名、専門医 4名、日本麻酔科学会指導医 2名、日本蘇生学会専門医 1名、日本整形外科学会専門医 1名、日本消化器病学会専門医 1名、日本消化器外科学会専門医 1名、日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 1名、日本脳卒中学会脳卒中専門医 1名)


2010年度 救急医療実績
(2010年4月~2011年3月)
救急患者数(名)
6074
救急車による搬送患者数(名)
1816


長崎大学病院救命救急センター長  田 﨑  修
出身大学 : 大阪大学(1990年卒)
専門分野 : 救急医学
資  格 : 日本救急医学会(指導医・専門医)
JATEC(Japan Advanced TraumaEvaluation and Care)インストラクター 2011年より現職。
趣  味 : 現在の楽しみは、休日に子供達(6歳、4歳)と遊ぶこと。
そして仲のいい友人とゴルフをすることです。

■キャリアの軌跡
私は長崎県平戸市の出身です。子供の頃に「赤ひげ」という医療ドラマをみて何となく医師というのはいろんな患者さんをみるものなんだ、という感覚をもったような気がします。大阪大学に進学した時、その頃大阪大学には既に「特殊救急部」という救急医学教室があって、重症の外傷や熱傷、特殊感染症等を専門に診ていました。重症患者を一手に引き受けていること、そしてその名前になんとなく惹かれて入局したのが最初でそのまま救急医の道を歩んできました。

■研修医へのメッセージ
救急科専門医って何?と思う方もいるかもしれません。一言でいえば、救急科専門医とは急性疾患に適切に対応できる医師といえると思います。多くの急性疾患がある中ですべての治療を最初から最後まで救急医が担えるわけではありません。しかし、そこに苦しんでいる患者さんがいたら、その人が何故苦しいのかを診断する、そして治療の道筋をつける、さらに、生命の危機に瀕していれば直ちに適切な救命救急処置を施す、それが救急科専門医です。「救急医療」は「医の原点」と言われるようにすべての診療科のベースになります。救急科専門医を基礎に外科や脳外科等のsubspecialityを身につければ、一段レベルの高い医師になることができます。また、「救急」そのものを専門にすることにより、蘇生や集中治療、災害医療、あるいは外傷学等のspecialistになることもできます。さらに、長崎に関係の深い離島や海外で医師として活躍することも可能です。さあ皆さん、救急科専門医への扉を開いてみませんか?

■長崎大学病院救命救急センター ホームページはコチラから




長崎医療センター救命救急センター

長崎医療センター救命救急センターは、1978年国立病院として初めて開設された救命救急センターです。
救命救急センターは、第1次、2次の救急医療機関や消防機関との連携のもと、重症や複数の診療領域にわたるすべての救急患者に対して、24時間体制による高度な救急医療を提供しています。 以下、当救命救急センターの特徴です。

・非公共用ヘリポートを有し長崎県ドクターヘリの基地病院として、急患の現場での治療や重症救急患者の搬送支援を行っています。
・長崎県画像伝送システムを活用し、離島医療支援を行っています。
・海上自衛隊ヘリや防災ヘリによる離島急患ヘリ搬送患者の受入れの中心となっています。
・未熟児を除く全ての科の患者に対応します。
・医療関係者に対して救急医療について教育指導を行います。
・大規模災害や集団被害に対して、DMAT(災害医療派遣チーム)を中心とする即応体制があります。
・長崎県DMATの統括としての役割を有しています。  

1961年に海上保安庁のヘリコプターにて始まった離島急患搬送は、当初は未熟児等の搬送が主体で年間20件程度でしたが、1986年以降から年間搬送数は100件を超え、2004年以降は200件を超える搬送が行われるようになり、2011年は250件程度の搬送が見込まれています。

■スタッフ  
医師 7名(日本救急医学会専門医 6名、臨床研修指導医 4名、日本医学放射線学会専門医 1名、日本IVR学会指導医 1名)


2010年 救急医療実績(2010年1月~12月)
救急患者数(名)
13272
救急車による搬送患者数(名)
3592
ドクターヘリの出動件数(件)
546


長崎医療センター 救命救急センター長  高 山 隼 人
出身大学 : 長崎大学(1986年卒)
専門分野 : 救急医療・外科・災害医療・病院前救護
資  格 : 日本救急医学会(専門医)・日本外科学会(認定医)
厚生労働省認定臨床研修指導医
厚生労働省プログラム責任者
1996年より長崎医療センター救命救急センターに勤務。
2003年より現職。
趣  味 : 妻の手作りのお弁当を食べること。
一緒に仕事をしている仲間と食べること。飲むこと。

■キャリアの軌跡
当初は、地域医療を担うホームドクター(プライマリケアができる医師)になろうと思い、長崎県の離島で勤務する医師を目指しました。離島で学び、懸命に治療を行いました。しかし、少ない医療資源の中で重症患者の治療を行うと、離島の医療能力を低下させることがありました。人員や設備の整った救命センターでの治療が必要だと感じ、長崎医療センターの救命救急センターで仕事を始めました。
今では、病院内での待ちの医療に限界があるため、さらに救急の現場に近づくことで、患者さんの社会復帰を増やそうとドクターヘリの事業に努力しています。

■研修医へのメッセージ
救急医療は、医療の原点です。私たちは、苦しんでいる患者に適切に対応し、院内の専門家とともに適切な医療を提供することを目標としています。
みなさんは、私たちと一緒に仕事をしながら、知識・技術を広げてゆき、救命センターや救急現場で力を発揮できるように学んで下さい。そして、急性疾患や重症外傷で生命の危機に瀕している患者を救命し、一緒にその喜びを分かち合いましょう。

■長崎医療センター救命救急センター ホームページはコチラから




お問い合わせ先
長崎県医師臨床研修協議会【新・鳴滝塾】事務局
Tel.095-865-8351
E-mail:info@narutaki-jyuku.jp
長崎県福祉保健部 医療人材対策室
Tel.095-895-2421



新・鳴滝塾事務局 〒852-8501長崎市坂本1丁目7-1 Tel.095-865-8351
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