この度、私の地元でもあります健康保険諌早総合病院に病院見学にいかせていただきました。
場所は諌早駅より徒歩５分もかからないほど近く、また本明川が側に流れています。とてものどかで立地の良い病院だという印象を子供の頃より持っていました。
朝、病院を訪問した際は、外観、内観ともに凄く綺麗で明るく清潔感がある印象を受けます。
以前、第１外科の実習で外科の見学をさせていただいた経験があるので、見学は一日、救急外来を中心に回らせていただきました。
救急外来には若い先生、ベテランの先生含め数名の先生がいらっしゃいました。
まず凄く印象に残ったのが、研修医１年目の先生が凄く生き生きと仕事に取り組まれていたことです。１年目というと今年の４月からの勤務のはずなのに、すでに、凄く能動的に動き、また発言、提案をされていた印象です。
医局を案内したいただいた際に説明を受けたのですが、医局を科ごとに分けないことにより科ごとの垣根を取り払うこと、また、研修医室を作らず、しかも上の先生方の机の間などに研修医の先生方の机があり、研修医の先生との距離も凄く近く、相談をしやすい環境となっているそうです。
救急外来の記載室で過ごされている先生たちの様子を拝見いたしましても、上下の垣根がとても低く、冗談も飛び交っており、笑いが絶えないアットホームな印象を受けました。
そういった、ストレスを感じずに居心地の良い、かつ信頼できる上司が身近にいてくれるという環境は自分を鍛える上で、また向上心を持って勉強していく上でこの上ないものだと感じました。
さて、一日救急外来で見学をさせていただいて、先生方は数名の救急患者に対応されていました。
脱力を主訴に運ばれて来た患者さんに対し、神経学的診察を体験させていただいたり、ACS疑い患者への緊急心臓カテーテル、その他、緊急透析を見学させていただいたりもしました。
研修医の先生が、それこそ上の先生が横に居られはするのですが、スムーズに緊急透析の手術を施行されていて、自分は数年後にこのレベルに到れるのかと、一抹の不安も覚える程でした（笑）
研修医の先生もおっしゃられていたのですが、色々とバリエーションがあり、とても運の良い日に見学させていただいたのではないかと思います。
長郷先生、研修医の先生含めすべてのスタッフの方が、緊迫した状況の中でも効率よく動かれており、そんな中、自分に状況や鑑別、検査、診断、今後の対応などを親切に説明していただきました。そういった細かい配慮をしてくださるあたりからも、見学にパッと現れた自分としては凄く居心地の良さを感じました。
患者がはけて時間が空いた際にも、電子カルテを用いて患者の病状を説明をしてくださったり、採血、ルートをとる経験をさせていただいたり、また、研修医の先生に色々と生の声を聞かせていただくことができました。
しっかりとお休みをいただけること、当直明けは半日勤務であること、また、お給料の話やトレーニング施設があったりと福利厚生もしっかりしていることなど、働きやすい職場という印象をうけました。
当直に関しては、研修医中は決して一人になることはなく、安心して取り組めるのかなと思いました。
また、働かれている研修医の方の中には２年とも諫早総合病院で研修される先生も少なくないとのことです。大学病院と外病院を１年ずつというのが、何となく標準かなと思っていたので、そういった選択肢も考えてみようかなとも思いました。
また、大学病院では体験できないこととしては、毎週木曜日に内科全体のカンファレンスが開催されており、多角的な目線からのディスカッションが行われているとのお話でした。
また、研修医が担当する入院患者は一度に異なる科の患者を複数持つこととなるので、そういった点も大学とは異なるとのお話でした。
今回、病院見学を希望したきキッカケとしましては、もちろん新鳴滝塾の説明会の時にお話を聞いたことが一つのキッカケではあるのですが、何よりも物凄く実家から近いというのが一番の理由でした。
そして見学を終えて、棚からぼた餅ではないですが、研修をさせていただく環境としましては、予想をはるかに超える理想的な環境なのかなと思いました。
また、病院見学には当直をさせていただけるプランもあるみたいなので、また機会がありましたら、当直も体験させていただきたいと思っております。
最後に、今回病院見学をさせていただくにあたり、お世話してくださった長郷先生、鳥山さん、救急外来の先生方をはじめ、親切丁寧な対応をしていただきましたスタッフの方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
