8月19日に佐世保市立総合病院を見学させていただきました。見学を希望した理由は研修病院としての施設・指導体制が整っていると聞いたので自分の目で確かめたかったこと、将来的に長崎大学病院とのたすき掛け、もしくは佐世保市立総合病院での研修を行う可能性が高かったためです。ポリクリで大学病院の呼吸器内科をまわっており、雰囲気などどう異なるか気になったので佐世保市立総合病院でも呼吸器内科を見学させていただきました。
当日は朝9時に集合して一日の流れの説明、病院長から総合病院についての説明をしていただきました。佐世保、県北医療圏の中核病院として広い地域をカバーしている佐世保市立総合病院には多くの診療科が備えられており、初期研修時他の病院と比較してもコモンな疾患から稀な疾患まで幅広く体験できるそうです。症例数に対して研修医の人数は多くはないので、他ではなかなか行う機会の少ない検査や手技、当直などを研修医のやる気の分だけ体験出来るので実践で技術を身につけたい人にとってはとても嬉しい環境です。また「米軍海軍基地診療所における外来診療研修」という佐世保独特の研修でも力をつけることができ、それに備えた院内英会話教室なども行っているそうです。他にも研修医による症例発表、モーニングレクチャーや抄読会などが行われており、お互いが刺激し合い医療人として成長するため切磋琢磨出来るような環境が整っていると感じました。また救命救急センターや研修医室、シミュレーションセンターなど、二年後研修医となる僕にとってはとても魅力的な施設の建設が進んでおり、充実した研修を予感することができました。
病院の説明の後、気管支鏡検査を見学をしました。その際研修医の先生が気管支鏡をやっていて、やる気ある研修医はどんどん手技をやらせてもらえることをここでも実感することができました。
もともと研修医の先生とのお話を希望していたため、気管支鏡の後は研修についてお話を聞きながら研修医の先生が受け持っている担当患者について説明をしていただきました。症例については、勉強不足でわからないことが多い僕にもわかりやすく丁寧に教えてくださいました。また研修についてのお話では佐世保市立総合病院では、他の病院と比較して体験できる症例が多かったりどんどん手技をやらせてもらえるところにすごく満足されていて、話を聞いて僕自身も佐世保市立総合病院での研修にたいへん魅力を感じました。
昼食は指導医の先生、研修医の先生と和気あいあいとした雰囲気の中、ご一緒させていただきました。研修医の先生と指導医の先生は仲良く、指導する立場・指導を受ける立場ですが、とてもいい関係ができておりここでも良い研修ができることを実感できました。
その後は病棟カンファを見学させていただきました。病棟カンファでは医師のみでなく看護師、薬剤師、栄養士が集まり活発な意見交換が行われていました。チーム医療を実践しあらゆる方向から患者さんについて考察し、より良い医療を提供しようという佐世保市立総合病院の思いを感じることができました。
1日のみの見学であったため、今回の病院見学は以上です。
見学を終えての感想としては佐世保市立総合病院は僕が考えていた以上に研修病院として優れていたということです。大学病院並に整えられた研修環境、指導医の先生方の熱意、県北の中心病院としての地域への貢献度など将来働きたいと思うポイントが多々ありました。安い研修医用の宿舎があることや飲み屋街が近いのも魅力的ですね！冬、春には一晩で20台の救急車が来ることもあるという救急や年間執刀数が1000を超えるという外科の手術など、また違う科を見学させていただきたいと思います
最後に、今回病院見学をさせていただくにあたり、お世話してくださった先生方、明るく楽しく対応をしていただきましたスタッフの方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
