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対馬いづはら病院研修記 第2弾「地域医療研修」
独立行政法人 国立病院機構名古屋医療センター 初期臨床研修医 村瀬 正敏
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2010.9.21
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私は名古屋医療センターで初期臨床研修医2年目をしていますが、地域医療研修プログラムということで長崎県対馬いづはら病院において1カ月間研修させていただくことになりました。
対馬へ着いたときは、とても緑が多い場所だと感じ、名古屋と比べたら人も少ないという印象でした。そのため医者の数も少なく、行うことができる医療行為も限られているのだと考えていました。
しかし、実際の医療現場を見ていると、大きな違いはありませんでした。長崎県対馬いづはら病院には内科、外科をはじめとした多くの診療科がありますが、内科や外科の先生が内科系・外科系の枠にとらわれず仕事をやっている姿を見て患者さんの病気を診るだけでなく、患者さんの立場に立ってその人自身をよく見ているgeneralistの集まりの場であるのだと感じました。
また、あまり施設の充実していない無医診療所への出張なども体験させていただいて、その土地ごとの特徴や遠いところからきている患者さんのことを考慮しての診察には感心させられました。外来診療に加えて、あまり体験することのない診療所での診察や内視鏡操作も学ぶことができ、非常にいい経験になりました。短い期間でしたが、地域医療研修を通してこれからの意識の持ち方が何か変わったのではないかと思います。
ご指導いただいた先生方、スタッフの皆さんには本当にお世話になりました、ありがとうございました。 |
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